釣釜
昨日は、茶道のお稽古の日。
茶室に入ると、炉のあたりがいつもと違う。
先生に伺うと、3月に入ると釣釜(つりがま)というものを使うのだそうです。
五徳を使わずに、釜が天井から鎖で吊られています。
これまでの稽古の中でも、炭を使う事はありましたが、茶室に入った瞬間によい香りに包まれたので、お香かな?と思ったのですが、炭と一緒にくべられる香炭の香りだったのです。
お稽古の終わりに、先生にお願いして写真を撮らせていただいたのですが、あまり上手く撮れませんでした。
すいません。
天井に打たれた蛭釘(ひるくぎ)
これに鎖を掛けて釜を吊るわけです。
蛭釘は、重い釜を吊るために、きちんと天井下地に補強をしなくてはいけません。
先生の茶室も、しっかりとした補強をされているそうです。
釘の向きは、フック状に曲がった釘の先が茶道口を向くようにするのが決まり事だそうです。
知らずに、設計すると恥をかいてしまいますね^^;
ゆらゆらと揺れる釜の様子が、なんとも言えない風情で、また一つお茶の魅力を感じました。
来年の3月には、釣釜を見て季節を感じるようになっているかもしれません。
この日は、更好棚薄茶点前のお稽古でした。
前回初めて柄杓の扱いを教わったばかりなので、忘れている事が多かったのですが、それでも少しずつ覚えていることも増えていて、一つずつ教わりながらなんとか二服点てる事ができました。
覚えている事も、少しずつ荒くなっていたりしていたりもするので、三歩進んで二歩下がると言ったところでしょうか?
教わったこと、一つずつ正しく体で覚えるようにしなくてはいけません。
先輩のお弟子さんのお稽古で、"濃茶茶入荘(ちゃいれかざり)のお点前"というのを見せていただいたのですが、その中で初めて古袱紗を使うのを見ました。
これまで、何時使うものなのかと思っていたのですが、こういう使い方をするものだったんですね。
綺麗なものなので、今から使うのが楽しみです。
いつになることでしょう?
濃茶となると、客の作法もいろいろとあって、こちらもまだまだ身に付くまでに時間がかかりそうな感じです。
しかし、客の作法をしっかり身に付けられたら、お茶会とかにも行けるようになるので、しっかりと稽古しなくては。
ただ、客と亭主の作法は、一体のものだということを感じてきたので、客の作法だけとかそういうのでも無いんですよねえ。
修行修行。
ところで、昨日の夜、いつも通り"馳どり屋"さんで夕食とったのですが、またまた新メニューが増えておりました。
鶏とごぼうのコロッケ
ささみのわざびマヨネーズ
どちらも旨い。
特に、鶏とごぼうのコロッケ。
味も量も、とても280円ではありえないメニュー。
これに味噌汁とご飯付ければ、立派にランチとして出せるボリュームですな。
恐るべし、馳どり屋さん。
たまに、こういうメニューが並んでいるので、飽きさせませんな。